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現在位置: トップ > 虚をつかれ、感動したビル・ゲイツ「後半生」の選択 : シリコンバレーからの手紙119


(本文から引用)

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虚をつかれ、感動したビル・ゲイツ「後半生」の選択  私は二〇〇六年六月を、ビル・ゲイツを巡る三つの驚きとともに、長く記憶にとどめることになるだろう。第一の驚きは、自ら創業したマイクロソフト社の経営から二〇〇八年に引退すると彼が発表したことだ。第二の驚きは、まだ五十歳のゲイツが、これから先の長い人生を「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」(以下、ゲイツ財団)の運営に専念すると決心したことだ。そして第三の驚きは、ゲイツに次ぐ富豪番付世界第二位のウォーレン・バフェットが、自らの財産の大半である三百十億ドル(約三兆六千億円)を、ゲイツ財団に寄付すると発表したことである。
 私はこれら一連のニュースから鳥肌が立つような感動を味わうとともに、虚をつかれたような思いがした。長年ビル・ゲイツについて考え続けていながら、彼が慈善財団の運営にここまで本気だとは思ってもみなかったからだ。
 たしかに、二〇〇〇年に設立されたゲイツ財団の運用資産は、二百九十億ドルと世界最大で、年間の拠出資金は十三億ドルを超え、その影響力は多大である。二〇〇五年には、国際団体「ワクチンと予防接種のための...

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