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現在位置: トップ > PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » 伝統を切り開いた文志流江戸文字


(本文から引用)

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勘亭流や寄席文字など、江戸の町人文化のなかで発達した書体は、全て一括りに「江戸文字」と呼ばれている。筆勢の力強さで描かれたその文字は、今でも多くの人々を惹き付けてやまない。今日は、そんな江戸文字に魅了され、独自の「文志流・江戸文字」を編み出した文字職人の立川文志(たてかわ・ぶんし)さんを皆さんにご紹介したい。
作:リョウコ
文志さんが江戸文字と出会ったのは、グラフィックデザイナーとして活動していた頃。落語家の友人を訪ねた際、寄席文字で落語家の名前が書かれた「めくり」や「千社札」を目にしたことが全ての始まりだった。
「文字の迫力に衝撃を受けたんです。こんなに力強い書体は、他にありません。寄席文字は右上がりに書かれているのが特徴で、昨日より今日、今日より明日が良くなるようにという意味があるそうなんです。そういうのって素敵ですよね。」

全て手書きの千社札。
江戸文字の書体を見ているうちに、すっかりその文字の虜になり、遂には15年間続けていたデザイナーの職を捨て、江戸文字を生業とすることに。大抵の場合、江戸文字職人はひとつの流派に属し、そこで師匠に文字を教わる。しかし文志さんが目指したのは、何処にも属さず、自分の書体を持つとい...

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