(本文から引用)
やっと村上春樹「1Q84」第2巻読み終わりました。 最初読まずに書いた「1984年とカルト教団」についての続きで、気になった問題について追加しておきます。 「高円寺はどこにあるのか」 なぜ青豆と天吾は高円寺で出会わなくてはならなかったのかという問題です。 かつて、 「高円寺」→「新宿」→「神田カルチェラタン」 というラインが存在していました。 60年代は「新宿の時代」と呼ばれていますが、その担い手である学生の居住地として「高円寺」があり、奥の院として「御茶ノ水」=「神田カルチェラタン」がありました。 その昔、御茶ノ水周辺というのは、東大・明治・中央・法政・専修大・日大他の大学密集地で、学生運動の中心地であると同時に「神田カルチェラタン」という言葉(死語)に象徴される「若者文化の中心地」だったわけです。 その中心には政治と文化が渾然一体となった若者文化の「バベルの塔=東大安田講堂」がありました。 若者文化全盛の時代、勢い余ってお上(神)の領域=国家権力に手を出そうとして逆鱗に触れ、機動隊を導入され潰されます。 いわゆる「安田講堂事件」です。 これが後の大学キャンパスの強制郊外移転に繋がって行き、若者文化は中心地...
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