(本文から引用)
経済評論家の勝間さんがTBS「情熱大陸」(080511)において、「効率化」「ワーク・ライフ・バランス」とやたら連呼していたので、そのことについて少し考えてみました。しかし、私も彼女の効率化に関する価値観には共感しますが、30分の番組を見た限り、それがワークライフバランスにどうつながるのか全く見えてきません。はっきりいって、それは淡い泡のようなものと言えるのではないかとさえ思えます。
まず、労働力(労働者)がoutput(成果)生み出すことで売上を計上し、その対価として報酬を得る構造のなかでワーク・ライフ・バランスを得るには、例えば、ワークシェアのように従前の成果を複数の労働者、あるいは多様な労働力でカバーすることで、個々人の提供する労働単位を縮小させ、可処分時間を得つつ、一定程度の報酬も確保することで、仕事と生活を両立するといった仕組みが考えられます(?)。しかし、これは社会制度的支援のなかで得られる利得であり、効率化の結果ではありません。これに対して、各人の作業を効率化させることで、例えばこれまで1日を要していた作業を半日で終えることができた場合、その効率化による可処分時間を別の行為に割くことができるのであ...
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